
アラフィフになっても恋愛はしたいんだけれど、過去に苦い経験があったりすると次の恋に簡単に踏み出せなかったりします。
新しい恋をすることでそんな過去の経験なんて忘れられるわよ、なんて軽やかに恋愛を続ける女性たちは言いますが、それがなかなか難しいアラフィフだっているんですよね。
でもよく考えてみてください、それって別にまだ昔の彼を好きなわけじゃありませんよね?
だったら早く新しい恋をしなくちゃ時間がもったいない。
だって今のあなたが人生で一番若いんですから少しでも若いうちに次の一歩に進みましょう。
恋愛ってその先に別れがある時の方が多い
わかりきったことなんですが、恋をしているとこの状態が永遠に続くような気持ちになっちゃうんですよね。
幸せなんだから当然なんですが、だからこそ二人のうち一方の気持ちが冷めちゃった時には、残された方は感情の行き場をなくしてしまってどうしていいかわからない、ホントに辛いせつない状態になってしまいます。
50年生きてきたアラフィフたちは一度は苦い経験がありますよね。
お友だちで美人じゃないけどかなりモテる女性がいるのですが、彼女の経験を聞いた時には驚いてしまいました。
かなり壮絶な経験なのに笑って語る素敵な女性
当人は過去のことなのでとてもあっけらかんと話してくれましたが、たくましいとしかいいようがありません。
彼女、お友だちのサチコさんは、普通の女性とはちょっと違っているんですね。
まずセスナの免許を取りにブラジルに渡って、そこで出会った同年代のアメリカ人の男性と恋に落ちて結婚。
ブラジルからアメリカに渡り最初は彼のお母様と暮らしていたのですが、そのうち彼と二人だけの生活が始まりました。
その頃から彼のDVが始まり、長いこと我慢をしてきたようですが、ある時命の危険を感じて保護施設であるシェルターに逃げ込みました。どうにもならなくて逃げるしかなかったんだそうです。
そして無事に離婚が成立したのですが、私と出会った頃の1、2年前の出来事であったにもかかわらず、淡々と状況を説明してくれました。
でも彼女がすごいのはこれだけじゃないんです。
その後出会った同い年のフランス人男性との間に3人の子供を授かって、カリフォルニアから今度はハワイに移り住みました。
もともと彼がサーフィンをやりたいからっていうことでハワイに移ったようなのですが、なんと働いていたのは実は彼女だけ。
慣れないハワイの職場はあまりいい人間関係ではなかったようで、同僚たちの妬みなどもあってサチコさんは出社することができなくなり、うつ病という診断を受けてしまったのだそうです。
この頃子供たちはまだ6歳、5歳、2歳っていうホントに子育ても大変な時期。
どうにも働くことができなくなった状態で、今度は彼が母国のフランスに帰りたい、と言い出してまたもや一家でフランスへ移り住みました。
彼のご両親は実はお金持ちだったようなのですが、二人の生活には一切援助しようとはしないため、今度はちゃんと彼が働き出したのだそうです。
実はご両親はサチコさんとの結婚には反対だったようで、彼女に対してフランス語でしか話しかけないっていう人たちでした。
それでも孫たちは可愛いようで、サチコさんは来なくていいから子供たちだけ連れてきて、というようなご両親でした。
でもハワイに移った頃から彼はちょっとおかしくなってしまったようで、不動産収入で生計を立てようと考えて、アパートを購入するのにその連帯保証人をサチコさんにしようと考えていました。
当然サチコさんは反対だったので連帯保証人も断っていましたが、そのうち毎晩毎晩彼女の枕元に書類を持ってきて無理やりサインをさせようとしたのです。
その状態を見ていた上の男の子が、彼に対して猛然と立ち向かったところ、男の子は彼に殴り飛ばされてしまいました。
自分の子供を殴り飛ばす光景を見てサチコさんは、もうダメだ離婚しようって思ったそうです。
でもそれよりも早く一番上の女の子が、「ママ、パパと別れて」とサチコさんに告げました。
サチコさんのすごいところは、子供たちに一切隠すことなく何が起こっているか真実を見せてきました。
もちろん子供ですから判断はつかなかったかもしれませんが、それでも目の前に何が起こっているかは子供心に理解していたのだと思います。
まとめ
どんなに壮絶な過去だとしても、それに引きずられるような生き方では幸せは寄ってきません。
実はサチコさんがすごいのはこれだけではないんです。
彼女のすごさは、どんな逆境にいようとも笑って過ごしているってこと。
だから彼女の周りには彼女が大好きで惜しみなく助けてくれる人が何人もいるのです。
彼女自身その素敵な能力に気が付いていないのかもしれませんが、サチコさんの周りはいつも笑顔がたくさん。
そしてそんな彼女だから、新しいボーイフレンドもすぐにできてしまいます。
まったく羨ましい限りです。。。
だからたとえこれから始まった恋がうまくいかなくなったとしても、暗い顔をして涙を流すのは少しの期間だけにして、次の恋に向かって歩き出しましょう。
<応援よろしくお願いいたします>